3ターンキル、完成への道 【果敢マルドゥ】
2014年10月10日 TCG全般前回作成したジャンドは今も健在で非常に強いのですが、やはりグッドスタッフのデッキというものはどうも回していて「なんだかなぁ」と思ってしまう訳です。
その一方で、そのジャンドと同時期に作成し、綿密な調整作業を経て完成したデッキがあり、これがまた全然飽きないものに仕上がりました。
それが、
果敢+英雄的のシナジーを活かしたマルドゥ(実はほぼボロスです…w)
はじめ私の目を惹き、デッキ作成に踏み出させたのは
《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》でした。
このクリーチャーのポテンシャルに期待をし、いざ、構築!
果敢マルドゥ1st.ver.
Creatures 16
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4《アクロスの十字軍/Akroan Crusader(THS)》
4《サテュロスの重装歩兵/Satyr Hoplite(JOU)》
4《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》
Sorceries 4
4《船団の出航/Launch the Fleet(JOU)》
Instants 20
4《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》
4《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
4《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》
4《マグマの噴流/Magma Jet(THS)》
4《騎乗追撃/Ride Down(KTK)》
Lands 20
4《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge(M15)》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos(M15)》
4《凱旋の神殿/Temple of Triumph(THS)》
3《山/Mountain(KTK)》
1《平地/Plains(KTK)》
このレシピを回すとすぐに分かったことが…。
「道の探究者、絆魂が強すぎ。」
《僧院の速槍》はもちろん強かったのですが、圧倒的な探求者の存在感でした。
しかし、問題も発生。
主に2つ
①スペルありきで、クリーチャーが貧弱。一度除去などで処理されテンポを崩されれば、負けへと一直線のワンパターンなデッキであること。
特に《クルフィックスの狩猟者》が越えられないと負ける、最近のメタゲームに食われる弱さ。
②2ターン目にやりたいことが多すぎる。クリーチャー展開に加え、既に戦場に存在する果敢クリーチャーの強化にその他スペルも唱えたい。ハンドには唱えきれないマグマの噴流が・・・3t目以降に占術しても時既に遅し。
実は小回りが利いて良いと思い採用した《マグマの噴流》だけでなく、一度はそのデザインに歓喜した《騎乗追撃》でさえ、やや後ろ向きと感じられてしまったのです。
そして気になった点がもう一つ。
英雄的デッキにはほぼ確実に投入される
《アクロスの十字軍》
《船団の出航》
のセットですが、これだけでは全く強くありません。
1つ目の問題に対してはスペルを1マナに寄せることで、
2つ目にはクリーチャーの再選出をすることにしました。
1マナスペルには
《統率の取れた突撃/Coordinated Assault(THS)》
《定命の者の熱意/Mortal’s Ardor(BNG)》
《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》
《アジャニの存在/Ajani’s Presence(JOU)》
《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》
をピックアップし、
クリーチャーには
《密集軍の指揮者/Phalanx Leader(THS)》
《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite(THS)》
《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
を順番にテストしました。
果敢マルドゥ2nd.ver.
Creatures 20
4《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite(THS)》
4《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》
4《密集軍の指揮者/Phalanx Leader(THS)》
Instants 20
4《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》
4《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
4《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》
4《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》
4《統率の取れた突撃/Coordinated Assault(THS)》
Lands 20
4《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge(M15)》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos(M15)》
2《凱旋の神殿/Temple of Triumph(THS)》
2《山/Mountain(KTK)》
4《平地/Plains(KTK)》
《統率の取れた突撃》および、《密集軍の指揮者》は問題なくデッキに入りました。採用に際してデッキは白が濃い構成でなければならず、《アクロスの十字軍》を思い切って抜き、さらに《船団の出航》も抜くことにしました。
後者については悩むところではありましたが、
《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》や
《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》
に止められてしまう小型トークンよりも相手に通るダメージを優先することとしました。
そこで目をつけたのが《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》です。
《僧院の速槍》+《群衆の決起》で上記の緑クリーチャーは乗り越えることができますし、後続のクリーチャがいないとき、もう1マナでより大きなダメージを与えることができます。このような動きができる場合、サイド後には相手がブロックをしにくくなるのも一つのメリットといえるでしょう。実際ブラフで殴ってもスルーされてますね。
その点、《ドラゴンのマントル》はキャントリが貴重な反面、相手にダメージの予想がついてしまうため意外と運用しづらいカードになってしまいました。
騎乗追撃の枠は非常に悩みましたが、とてもいいカードを発見!
《停止の場/Suspension Field(KTK)》
噛み合ってます!噛み合ってますよコレ!!
正直テンションあがりました。w
サイズの小さなクリーチャは全く怖くありませんが、《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》
《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》
《軍族の解体者/Butcher of the Horde(KTK)》
これらの大型クリーチャーはかなり厳しいものがあります。
《停止の場》はそれらに対し2マナで対応できる素晴らしいカードでした。
このカードの弱点は
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》
が止められないことにあります。
このクリーチャーについては現状対策がかなり厳しいでしょう。
結論は、出たら《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》ですり抜けて削りきる以外あきらめる、です。何か良いアイデアが欲しいですね。
全体除去への耐性はメインでは付けづらいですが、
サイドから《マルドゥの隆盛/Mardu Ascendancy(KTK)》を採ることで
《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
には対応可能です。
《嵐の息吹のドラゴン》然り、ましてや《対立の終結/End Hostilities(KTK)》は挽回が相当厳しくなります。クリーチャーを温存してプレイするかどうか、難しい判断が要求されそうです。
そうしてさらに土地の構成をより前のめりにし、クリーチャー数のチューニングを施したのがこちら、
果敢マルドゥ3rd.ver.
Creatures 18
2《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite(THS)》
4《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》
4《密集軍の指揮者/Phalanx Leader(THS)》
Instants 22
4《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》
4《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
4《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》
4《統率の取れた突撃/Coordinated Assault(THS)》
4《停止の場/Suspension Field(KTK)》
2《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》
Lands 20
4《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge(M15)》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos(M15)》
1《凱旋の神殿/Temple of Triumph(THS)》
4《山/Mountain(KTK)》
3《平地/Plains(KTK)》
Sideboards 15
4《アジャニの存在/Ajani’s Presence(JOU)》
4《マルドゥの隆盛/Mardu Ascendancy(KTK)》
3《定命の者の熱意/Mortal’s Ardor(BNG)》
2《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》
2《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
1t 《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》1点
↓
2t 《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》1点
↓
3t 《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》×3 18点
合計20点の3キルも搭載のこのデッキ、ぜひ皆さんも回してみては。
1マナスペルが輝く楽しいデッキです。
おわり
☆追記☆
デッキの微調整あり
詳細はこちらへ
http://teamys.net/top/deckall.php/STANDARD/1/789546/
その一方で、そのジャンドと同時期に作成し、綿密な調整作業を経て完成したデッキがあり、これがまた全然飽きないものに仕上がりました。
それが、
果敢+英雄的のシナジーを活かしたマルドゥ(実はほぼボロスです…w)
はじめ私の目を惹き、デッキ作成に踏み出させたのは
《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》でした。
このクリーチャーのポテンシャルに期待をし、いざ、構築!
果敢マルドゥ1st.ver.
Creatures 16
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4《アクロスの十字軍/Akroan Crusader(THS)》
4《サテュロスの重装歩兵/Satyr Hoplite(JOU)》
4《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》
Sorceries 4
4《船団の出航/Launch the Fleet(JOU)》
Instants 20
4《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》
4《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
4《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》
4《マグマの噴流/Magma Jet(THS)》
4《騎乗追撃/Ride Down(KTK)》
Lands 20
4《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge(M15)》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos(M15)》
4《凱旋の神殿/Temple of Triumph(THS)》
3《山/Mountain(KTK)》
1《平地/Plains(KTK)》
このレシピを回すとすぐに分かったことが…。
「道の探究者、絆魂が強すぎ。」
《僧院の速槍》はもちろん強かったのですが、圧倒的な探求者の存在感でした。
しかし、問題も発生。
主に2つ
①スペルありきで、クリーチャーが貧弱。一度除去などで処理されテンポを崩されれば、負けへと一直線のワンパターンなデッキであること。
特に《クルフィックスの狩猟者》が越えられないと負ける、最近のメタゲームに食われる弱さ。
②2ターン目にやりたいことが多すぎる。クリーチャー展開に加え、既に戦場に存在する果敢クリーチャーの強化にその他スペルも唱えたい。ハンドには唱えきれないマグマの噴流が・・・3t目以降に占術しても時既に遅し。
実は小回りが利いて良いと思い採用した《マグマの噴流》だけでなく、一度はそのデザインに歓喜した《騎乗追撃》でさえ、やや後ろ向きと感じられてしまったのです。
そして気になった点がもう一つ。
英雄的デッキにはほぼ確実に投入される
《アクロスの十字軍》
《船団の出航》
のセットですが、これだけでは全く強くありません。
1つ目の問題に対してはスペルを1マナに寄せることで、
2つ目にはクリーチャーの再選出をすることにしました。
1マナスペルには
《統率の取れた突撃/Coordinated Assault(THS)》
《定命の者の熱意/Mortal’s Ardor(BNG)》
《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》
《アジャニの存在/Ajani’s Presence(JOU)》
《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》
をピックアップし、
クリーチャーには
《密集軍の指揮者/Phalanx Leader(THS)》
《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite(THS)》
《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
を順番にテストしました。
果敢マルドゥ2nd.ver.
Creatures 20
4《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite(THS)》
4《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》
4《密集軍の指揮者/Phalanx Leader(THS)》
Instants 20
4《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》
4《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
4《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》
4《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》
4《統率の取れた突撃/Coordinated Assault(THS)》
Lands 20
4《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge(M15)》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos(M15)》
2《凱旋の神殿/Temple of Triumph(THS)》
2《山/Mountain(KTK)》
4《平地/Plains(KTK)》
《統率の取れた突撃》および、《密集軍の指揮者》は問題なくデッキに入りました。採用に際してデッキは白が濃い構成でなければならず、《アクロスの十字軍》を思い切って抜き、さらに《船団の出航》も抜くことにしました。
後者については悩むところではありましたが、
《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》や
《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》
に止められてしまう小型トークンよりも相手に通るダメージを優先することとしました。
そこで目をつけたのが《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》です。
《僧院の速槍》+《群衆の決起》で上記の緑クリーチャーは乗り越えることができますし、後続のクリーチャがいないとき、もう1マナでより大きなダメージを与えることができます。このような動きができる場合、サイド後には相手がブロックをしにくくなるのも一つのメリットといえるでしょう。実際ブラフで殴ってもスルーされてますね。
その点、《ドラゴンのマントル》はキャントリが貴重な反面、相手にダメージの予想がついてしまうため意外と運用しづらいカードになってしまいました。
騎乗追撃の枠は非常に悩みましたが、とてもいいカードを発見!
《停止の場/Suspension Field(KTK)》
噛み合ってます!噛み合ってますよコレ!!
正直テンションあがりました。w
サイズの小さなクリーチャは全く怖くありませんが、《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》
《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》
《軍族の解体者/Butcher of the Horde(KTK)》
これらの大型クリーチャーはかなり厳しいものがあります。
《停止の場》はそれらに対し2マナで対応できる素晴らしいカードでした。
このカードの弱点は
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》
が止められないことにあります。
このクリーチャーについては現状対策がかなり厳しいでしょう。
結論は、出たら《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》ですり抜けて削りきる以外あきらめる、です。何か良いアイデアが欲しいですね。
全体除去への耐性はメインでは付けづらいですが、
サイドから《マルドゥの隆盛/Mardu Ascendancy(KTK)》を採ることで
《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
には対応可能です。
《嵐の息吹のドラゴン》然り、ましてや《対立の終結/End Hostilities(KTK)》は挽回が相当厳しくなります。クリーチャーを温存してプレイするかどうか、難しい判断が要求されそうです。
そうしてさらに土地の構成をより前のめりにし、クリーチャー数のチューニングを施したのがこちら、
果敢マルドゥ3rd.ver.
Creatures 18
2《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite(THS)》
4《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》
4《密集軍の指揮者/Phalanx Leader(THS)》
Instants 22
4《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》
4《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
4《神々の思し召し/Gods Willing(THS)》
4《統率の取れた突撃/Coordinated Assault(THS)》
4《停止の場/Suspension Field(KTK)》
2《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》
Lands 20
4《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge(M15)》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos(M15)》
1《凱旋の神殿/Temple of Triumph(THS)》
4《山/Mountain(KTK)》
3《平地/Plains(KTK)》
Sideboards 15
4《アジャニの存在/Ajani’s Presence(JOU)》
4《マルドゥの隆盛/Mardu Ascendancy(KTK)》
3《定命の者の熱意/Mortal’s Ardor(BNG)》
2《群衆の決起/Rouse the Mob(JOU)》
2《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》
1t 《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》1点
↓
2t 《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》1点
↓
3t 《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》×3 18点
合計20点の3キルも搭載のこのデッキ、ぜひ皆さんも回してみては。
1マナスペルが輝く楽しいデッキです。
おわり
☆追記☆
デッキの微調整あり
詳細はこちらへ
http://teamys.net/top/deckall.php/STANDARD/1/789546/
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